個人向けアンケート報告書-page1-


調査対象:個人ユーザー
抽出方法:ウェブ及びメールマガジンの告知による任意参加
回答数:1214件

平成16年3月30日
財団法人インターネット協会

 

まずはじめに、一般利用者がインターネットでどのような個人情報を記入した経験があるかを分析してみる。

01.インターネット(ウェブ、メール)で、「個人情報」を記入したことはありますか[複数選択 投票数:9502]

1

ソフトウェア、ハードウェアのユーザー登録 1106 11.64 %
2
ネット通販での注文 1083 11.40 %
3
プロバイダへのオンラインサインアップ 854 8.99 %
4
フリーメールアドレスの取得 768 8.08 %
5
アンケートフォームへの記入 740 7.79 %
6
資料・カタログ請求 729 7.67 %
7
メールマガジンの購読申込み 717 7.55 %
8
企業の懸賞への応募 706 7.43 %
9
懸賞専門サイトへの登録 613 6.45 %
10
ネットオークションの登録 597 6.28 %
11
会員制サイトへの登録 594 6.25 %
12
企業など宛へのメール(就職活動やセミナー申込みなど) 322 3.39 %
13
ICQやNetscapeなどのインスタントメッセンジャーの登録 307 3.23 %
14
ウェブ掲示板への投稿 204 2.15 %
15
行政機関に対するオンラインでの各種書面 の申請及び交付 158 1.66 %
16
一度もない 4 0.04 %  

上位3位を見る限り、いずれも回答者1214人のおよそ7〜8割にあたる人が、メールアドレスだけでなく住所や氏名などの個人情報が必要と思われる取引をした経験があることが分かった。逆に、「掲示板への投稿」と答えた人がわずか204人(回答者数対比16%)であることを見ると、そのような場面ではメールアドレスさえも記入しない人が多数を占めると推測できる。

また、「企業の懸賞への応募」や「懸賞専門サイトへの登録」など、一見すると最も回答が多そうなケースについては、それぞれ706人(回答者数対比58%)、613人(回答者数対比50%)という回答結果 となっているが、このような不確実な利益に対しても積極的に個人情報を提供する人が半数近くもいることは事実である。


 

02.インターネット(ウェブ、メール)で個人情報を記入するに際に心配することは何ですか [複数選択 投票数:4871]
1
提供した個人情報が目的外で使用されるのではないか 1032 21.19 %
2
ウェブサイトのセキュリティ上の欠陥で個人情報が流出しないか 956 19.63 %
3
サイトの内部的な不祥事で個人情報が流出しないか 876 17.98 %
4
最初から個人情報を収集することを目的にしているのではないか 799 16.40 %
5
提供した個人情報がグループ会社等で共有されるのではないか 636 13.06 %
6
データの送信途中で通 信が傍受されるのではないか 545 11.19 %
7
特に何も心配しない 27 0.55 %

次に、インターネットで個人情報を記入するに際に心配することについて複数回答で尋ねてみたところ、「特に何も心配しない」と答えた人はわずか27人で回答者数対比で見ると2%程度にとどまり、ほとんどの人が何らかの不安を抱いていることは明白である。とりわけ回答者のうち1032人(回答者数対比85%)が「提供した個人情報が目的外で使用されるのではないか」と感じており、その他の選択肢と合わせても回答者の多くが「提供先からの人為的な情報漏洩」を心配していることが分かった。一方、「ウェブサイトのセキュリティ上の欠陥で個人情報が流出しないか」と答えた人も956名(回答者数対比78%)にのぼり、人的な情報漏洩と同等の不安を抱いていることが伺える。


03.あなたの個人情報が予期しないところに流出したことはありますか [複数選択 投票数:1343]
1
一度もない 411 30.60 %
2
その他 364 27.10 %
3
顧客名簿から流出したことがある 325 24.20 %
4
ウェブサイトのセキュリティ不備により、流出されたことがある 130 9.68 %
5
誰かの悪意により、公開されたことがある 59 4.39 %
6
メールの送信ミスで、流出したことがある 54 4.02 %


これまでに自分の個人情報が流出した経験があるかについては、7割弱の人が何らかの形で流出していると回答している(その他含)。注目すべきは「その他」の内訳で、ここで圧倒的に多かったのは「スパムメール・架空請求・電話勧誘・ダイレクトメール等が来ることにより個人情報が流出していると確信している」という意見だった。しかしその中で流出経路を具体的に明記していた人は10人のみで、大部分の人は流出経路は不明だが個人情報は漏れていると確信していることが分かる。また、「分からない」「確認の不可能」という意見も53件あった。

「その他」の主なコメント

●流出したと思われる事象が発生しているが、その原因は不明
●迷惑メールが届くので流出しているのではないか
●流れているかどうかわからないので無いとは言えない
●どこにも登録していないのに、就職先に勧誘の電話が来た
●懸賞サイトなどで個人情報を記入する様になってから特に金融関係のDMが多く届くようになった
●ネット懸賞に応募しだしてから先物取引、金の購入勧誘等もろもろの電話が頻繁にかかってきた
●分からない


04.あなたが個人情報を提供していた企業などから個人情報が流出してしまった場合、対応が不誠実であった場合にあなたならどうしますか [複数選択 投票数:2897]
1
会員をやめる 987 34.07 %
2
以後、その企業の製品は買わない 805 27.79 %
3
メールや電話で抗議する 509 17.57 %
4
訴訟を検討する 214 7.39 %
5
ウェブ上で告発する 202 6.97 %
6
その他 95 3.28 %
7
今までとかわらない 85 2.93 %


では、もしも自分が個人情報を提供していた企業から個人情報が流出してしまい、それに対する企業の対応が不誠実であった場合に消費者はどのような行動をとるだろうか。アンケート結果では「会員をやめる」「以後その企業の製品を買わない」等、その企業との関わりをやめようと考える人が多く、「今までとかわらない」と答えた人はわずか85人(回答者数対比0.07%)だった。ここでの質問はあくまで「対応が不誠実であった場合」であるため、対応が誠実だった場合の反応は明らかでないが、「その他」の意見の中では「誠実だった場合には今まで通りつきあう」との回答が数件見受けられた。

「その他」の主なコメント

●必要な企業であれば関係を続ける(PCやソフトの会社など切れない縁のもの)
●流出のみではなく具体的にどのような損害が発生したか、もしくは発生する蓋然性が生じたかにより対応は異なる。
●個人として会社の責任追求は腰が重いが、被害者の会が出来たら加わる。
●不誠実の度合いによると思う。必ずしも安易に選択肢の行動をするつもりもないし、その必要も感じない。
●会社まで抗議に出向く
●腹立たしいがどうしたらいいかわからない
●周りの人にその企業の悪口をいう
●こかに登録したデータは「必ず」漏れると思っているので、どうとも思わない

 


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