● 2004年度 送信元ISP別迷惑メール数推移
1日あたりの迷惑メール平均受信数は18%減
調査用端末30台における迷惑メールの平均受信数は2004年1月の13,203通/日から12月の10,851通 /日へ減少
※赤色の線-迷惑メール送信に使われたIPアドレス数
※その他 -送信元ISP別の迷惑メール数
迷惑メール送信に使われたIPアドレス数は2.4倍に増加
- 調査用端末30台への迷惑メール送信に使われたIPアドレス数は、2004年2月の2,600個/日から12月の6,100個/日に急増
- 1つのIPアドレス当りの迷惑メール数は、平均で4.9通/日から1.8通/日に激減
- 送信業者は使用IPアドレスを増やして小口分散送信を活発化
- ISPの送信制限等の対策により、送信業者は送信方法を改良して送信していると思われる
月別に見た1日当りの迷惑メール受信通数(平均)↓
● 要因分析と今後の対策への示唆
現状認識:迷惑メール送信に利用されたIPアドレス数は劇的に増加している
→示唆:送信業者はIPアドレスを意図的に頻繁に変更して送信
※実際に小口分散送信のためのシステムが販売されている
→対策の方向性:ISPによる迷惑メール規制システムの導入
※実際にぷららはシステム導入の予定
→対策の方向性:ISPによる送信業者との契約を阻止する対策(オンラインサインナップの見直し等)
現状認識:1つのIPアドレス当りの送信数は低下している
→示唆:ISPの対策実施により、迷惑メールの送信は困難になりつつある
→対策の方向性:現状の対策は引き続き実施(送信制限、大量送信業者の利用停止等)
● ISP別 要因分析
1. OCN
2. ODN
3. DION
4. FreeBit
5. グローバルソリューション
● 広告リンク先ドメインのISP別 迷惑メール数推移
広告リンク先ドメインのISP別 の構成には大きな変化は見られない
広告業者は、既に特定のISPに固定化されている模様
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